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リニューアル

KT66PPステレオアンプは、2000年に製作して、長年、我が家のオーディオシステムのメイン機でした。

KT66改造前
タンゴのトランスで構築した電源部。出力トランスは、タムラF785(一時インピーダンスが5KΩ)。初段は、EF86の3結。E80CCによるミュラード型位相反転。KT66の出力段は、3結とビーム接続切り替え。NFBも、6デシベルと12デシベルの切り替えというアマチュアイズムを生かした構成です。

このアンプは、制作当時の測定値が、それまでのアンプの中で群を抜いて素晴らしいものでした。そんな事もあって19年間使い続けたのです。

KT66特性2
3結時の歪率は、NFBが6デシベルにもかかわらず、出力4ワットまで、0.1%以下、10ワットで1%以下です。いずれも1キロヘルツの歪率ですが、100ヘルツと10キロヘルツの歪率も、ほぼ同じ値を示していました。KT66PPは、測定値と音質がリンクした好例でした。


ところが、このアンプはその後、様々なマイナートラブルに見舞われました。一番大きなトラブルは、GECのKT66を温存するために、出所の怪しい6L6GCを挿していた時、1本の6L6GCのB電流が暴走したため、バイアス抵抗が加熱して、そのあおりを受けたカソードバイパスコンデンサーが、パンクしたのです。
KT66 PP旧タイプ
製作当初の中身です。自己バイアス抵抗は、デールの560Ωです。2012年に、この抵抗の1本が過熱して、バイパスコンデンサーが、パンクしました。


KT66 PP新タイプ
そこで、バイアス抵抗をセメント抵抗に交換し、バイパスコンデンサーもスプラーグに交換しました。

その後、今年の夏ごろから、右チャンネルの出力レベルが落ちてきました。真空管を左右入れ替えても同じ症状なので、もう一度、内部配線や部品をを見直す必要があるようです。

このトラブルを機会に、出力トランスをタムラF684(一時インピーダンスが6.6KΩ)に交換して、3結とUL接続の切り替えとしようと思います。

こんな事をしていると、なかなか新作アンプを作るまでになりません。およそ、20数台は製作できるトランス類や真空管を貯め込んでいるのに、これからどうしたものかと悩ましいところです。





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コメント

自作アンプ

オッカイポさん、なかなか味のあるアンプですね。
歪率のカーブはとても優秀ですね。この前段の管種と動作条件が、低歪を決定付けているでしょうね。

 右チャンネルの音圧低下、左右入れ替えても同じ。ひょっとして、パワーアンプより前のどこかで、バランスが崩れているのかも。

いよいよ選挙ではリベラルが動き始めましたね。
第二自民/ニセ野党に移った旧民進候補に、票が入りますかな。
 

自己バイアスが安全か?

トニーさん コメントありがとうございます。
KT66PPは、安全性を重視して、自己バイアスとしました。それなのに、結構トラブルが出ました。それより以前に製作した6CA7シングル固定バイアスタイプは、30年間ノントラブルです。マイナス電源に、東芝IS2711を使用しているからかも分かりません。いずれにしても、しっかりしたからげ配線と、十分なハンダ上げがトラブル防止のポイントなのでしょうね。
さて、国政は、やっと枝野氏が決断しました。遅きに失した感はありますが、応援したいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。

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