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山に行く  その1

昨日、息子の作業現場を見ました。

山9
息子の案内で、我が家から軽トラで10分とかからない作業現場に行きました。息子は12月1日に地元の企業に転職して、林業部の現場責任者として頑張っています。この辺りは、間伐をしたため太陽の光が注いでいます。



山3
土場(伐採した木材を一時置く所)を開設した時に、現地にあった石で山の神を作り、お神酒を祀ったそうです。山を神聖な場所として敬う気持ちが、日々の作業の安全につながるとの事です。私もそういう気持ちは大切だと思います。



山8
林道の下に、杉の大径木の切り株がありました。きれいな切り口です。


山7
この杉は、低いところから二股に分かれていて重心が傾き、なおかつ、ツタカズラが縦横に巻き付きついていて、伐採にはとても気を使ったそうです。



山21
土場の前にある古い石垣です。



山15
開墾で出てきたであろうと思われる自然石を積んでいます。



山20
実に丁寧な仕事ぶりで、今でも寸分の狂いもありません。この石垣は、5年ほど前に100歳で亡くなった近所のK翁が築いたものです。



山4
隣の山との境目の谷にも、ていねいに石を敷き詰めています。



山25
境目にヒノキ杉の大木があります。K翁が石垣を築いた時、境い目の目印として、ヒノキの苗木を植えたのではないかと想像します。追記:息子によると、この杉は100年生ぐらいなので、K翁の父親が植えたのではないかとのことです。


この素晴らしい石垣は、戦後まもない頃、K翁が1時間近く徒歩で登ってきて造りました。開墾した段々畑で、ミカンを栽培して一家を養っていたのだと思います。今、息子はK翁が存命であれば、その時の苦労話が聞けたのにと残念がっています。


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コメント

石積み

オッカイポさん、石積ができる職人さんが、どんどん減っているそうです。
 海の堤防、城の基礎、山の法面など、いろんな分野で必要とされる人達です。
 今の若者は、ほとんどこういった仕事に応募してきません。
 どうなるのでしょうか、この先。

技能の伝承

トニーさん コメントありがとうございます。
トニーさんが、お仕事をされていた宇和島のミカン畑の石垣もすごいですよね。
さて、NHKのテレビ放送によると、このたびの新幹線の事故検証では、技能の伝承がなされていなかった事も理由の一つだとしていました。また、同番組でJR各社の事故件数は、1987年を境にして増え続けているという事も言われました。1987年という事は、NHKとして面と向かって言えないけれども、国鉄分割民営化が、諸悪の根源だという事を、暗に指摘したのだなと思いました。
それはさておき、我が息子は、先人の労苦を想像し尊敬の気持ちを、今の仕事に活かしていく姿勢を持っているようです。山林労働は、文字通りの3K職場ですが、日々の仕事に誇りを持っている息子を、父親として誇らしく思います。自慢めいた事を書いて申し訳ありません。
今後ともよろしくお願いいたします。

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