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アイヌ語地名と日本列島人が来た道 その2

くり返しになるが、本書に4万年前~2万数千年前に日本列島に渡ってきた人類が、その後、縄文人となったという事は、通説であろうと書いてある。また、アイヌ民族は、縄文人の直接の子孫であるという説は、現在、ほぼ否定されているとも書いている。
アイヌ1


著者の現地調査と過去の研究者の著作により、アイヌ語地名の南限は、かなりハッキリとしている。アイヌ語地名の多いのは、青森・秋田・岩手の3県が中心となっている。

著者は、主にこの3県で近年(明治時代)までアイヌ民族が集落を形成しており、その時代の地名が今も残っていると書いている。特に秋田県のマタギ部落そのものが、アイヌ集落の名残であり、マタギの人たちは、山のアイヌ民族の末裔だという事だ。

古墳時代(1世紀~3世紀頃)に日本列島が寒冷化して、東北の蝦夷(エミシ)集団が南下した後に、北海道からアイヌ民族が入って来たために、東北3県にアイヌ語地名が残ったと結論づけている。

さて、前述のアイヌ民族は、縄文人の直接の子孫ではないという件だが、この点は謎が多く、著者もはっきりとした事は分からないそうだ。縄文人とアイヌ民族、縄文人と蝦夷(エミシ)集団の関係性が、解明されるのは、今後のDNA研究の成果を待つ必要があるそうだ。

その3でこの話は終わりたいと思うが、本書でも日本列島人には謎が多いと書いてあるので、読者の方が納得のいく話にはなりそうにない。

最終回は、本書以外の資料も参考にしながら、アイヌ民族の謎を書きたいと思っている。






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