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キューバの旅4

今回はキューバの医師養成制度について書きます。

キューバ政府は、ハリケーンで被災したラテンアメリカ諸国(中米・南米諸国のこと)に医師を派遣し、伝染病予防や治療を行ってきました。
その折に、ラテンアメリカ諸国では医師不足が深刻な状況であることを知りました。そこで、キューバ政府は、ラテンアメリカ諸国の医師を要請する大学を設立したのです。


1998年にキューバ政府は、ラテンアメリカ医科大学を設立しました。そして、1999年にラテンアメリカ諸国から最初の1993名の医学生を受け入れました。その後、毎年医学生を受け入れています。

キューバの医学校
元軍事施設を改装したラテンアメリカ医科大学の校舎




美人医学生
美しい女医の卵です。



この医科大学は、学費はすべてキューバ政府持ちです。医学生の生活費もキューバ政府が負担します。大学の入学条件は①貧しい家庭の出身であり医師を志す者②無医村地区出身であること③高卒で18歳~25歳であることの三つです。そして、2年間の実習期間は、キューバでの医療現場で働く事と、故国に帰ったら故国の医療に携わる事も条件とされています。


キューバの医学生1
この若者たちが卒業後、故国で医師として医療活動に従事します。



ラテンアメリカ医科大学の試みは、チェ・ゲバラたちがコンゴやボリビアで武装革命を目指したのと同じ精神で、ラテンアメリカ諸国への平和的革命の輸出といえます。


ラテンアメリカ医科大学で学んだ多くの医師たちが、故国で医療に尽くすことがキューバ革命の精神を広めることになっているわけです。


2回にわたり、キューバの社会保障制度の素晴らしさを述べてきました。もちろんキューバ社会にも矛盾点は多くあります。しかし、人それぞれの立ち位置の違いによって、それが矛盾なのかそうでないのかに別れると思います。


私にとってのキューバは、弱者が住みやすく国民の幸福度がとても高い国だと感じました。それは国の指導者層が、革命当時の哲学をしっかりと保っているからだと思います。


次回は革命50周年メーデーについて書きます。
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Author:オッカイポ
旅・バイク・音楽・真空管アンプ等について綴っていきます。