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ハイドン チェロ協奏曲

今朝は、大きな雨音で4時すぎに目が覚めた。

ハイドン4
これはイカンとばかりに起きだして、メダカの赤ちゃんを
入れているスイレン鉢に傘をかけた。こうしないと、水が
あふれて、メダカの赤ちゃんが流される恐れがあるからだ。


さて、その後、愛犬小太郎の散歩と朝食までに、かなり時間があるので、こんな時に聴くアナログレコードを選んだ。

ハイドン1
それが、ジャクリーヌ・デュプレが演奏するハイドンのチェロ協奏曲だ。右側が日本盤、左側が本家EMIの輸入盤。日本盤は、1970年に東芝EMIが発売したもの、輸入盤は、1988年に本家EMIが再発売したものだ。


アナログレコードは、録音、編集、カッティング、プレス等、様々な工程を経て市販される。プレスというのは、メタル原盤を元にビニール材をプレスして、大量にレコードを造る最終工程だ。当然のことながら、何百枚、何千枚とプレスしていくと、メタル(金属)とはいえ、原盤も摩耗するので、段々と音が悪くなるらしい。


しろうとの知ったかぶりはこの辺で置いといて、2枚のレコードについての試聴記だ。まず、日本盤は、1969年にEMIで録音された音源を1970年に日本盤として発売した。


ハイドン2
日本盤は、ハイドン・チェロ協奏曲第2番ニ長調と、ボッケリーニ・チェロ協奏曲変ロ長調のカップリング。ハイドンは、バルビローリ指揮のロンドン交響楽団との共演、ボッケリーニは、バレンボイム指揮のイギリス室内管弦楽団との共演だ。


ハイドンのチェロ協奏曲は、軽やかなチェロのパートが、心が開放されて自由な気分にさせてくれる。秋の朝に聴くにはもってこいの曲だと思う。また、デュプレのしなやかな演奏もハイドンの曲調にぴったりだ。


ハイドン3
本家EMI盤は、1988年のプレス発売なので、再発売だと思うが、国内盤のベールがかかったような暗い音調ではない。まさに一皮むけた音質だ。また、EMI盤は、ハイドンチェロ協奏曲の第1番と第2番のカップリングなので、ハイドンを堪能できる。


なぜ、輸入盤と国内盤の音質が、こうも違うのか不思議だが、これには色々な理由がある。私がそれを書くまでもないと思うが、要は日本のレコード会社は、真面目に音質を追及する事無く、安易にレコードを世に出していたという事だろう。輸入盤は、再発売でも日本盤より音が良いのだから、本家EMIの初期プレス盤なら、さらに良い音なんだろうと想像する。


日本盤の唯一良い点は、日本語の解説がついている事ぐらいだろう。それによると、ジャクリーヌ・デュプレの悲劇について言及が無い。という事は、1970年時点では、デュプレは、まだ現役で演奏できていたようだ。


デュプレは、チェリストとして、最も輝いていた時、と同時に、ダニエル・バレンボイムと結婚して、幸せの絶頂にある時に、多発性筋硬化症という難病にかかる。チェロを弾けなくなり長い闘病生活の末、ダニエル・バレンボイムにも捨てられ、1987年に42歳で亡くなっている。


本家EMI盤は、デュプレが亡くなった後、追悼盤として発売されたのかもわからない。合掌。


*追記
ジャクリーヌ・デュプレの悲劇を予感させるような演奏として、シューマンのチェロ協奏曲を次回のアナログレコードで取り上げたいと思う。








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