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フィラメント断線

ヤフオクで、直熱3極管のDA30が4本出ています。1970年代に、サンセイエンタープライズで購入して、PPアンプを製作したと出品者が書かれています。ただ、4本ともフィラメントが半分断線しているとの事です。

DA30.jpg
画像は、私の手元にあるDA30です。ヤフオクに出ているDA30と同様に、2本のフィラメントが断線して、テンションをかけるコイルスプリングが、伸びている事が分かると思います。


DA30-2.jpg
GECのラベルも綺麗に残っていますが、半分昇天した真空管です。


私の経験上、欧州製直熱3極管は、フィラメントが断線し易いという印象があります。今回、出品されているDA30も同様です。その理由は、タンゴ社のMSDAというDA30専用の電源トランスにあったという結論に達しました。


MSDAには、DA30用に4ボルトのフィラメント端子がありますが、電圧が一割がた高くて、なおかつ、フィラメント巻き線の内部抵抗が低いため、電源スイッチを入れるたびに過大な突入電流が、DA30の繊細なフィラメントに流れていたのだろうと推測します。


何はともあれ、手元にあるPX4をアンプに仕立てる折には、末永く働いてもらえるような設計をしたいと思います。







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コメント

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今晩は。
良い事を伺いました。
と言うことは、ヒーター電源には定電圧若しくは徐々に電圧が印加されるようなタイプを選ぶべきですね。実は、昔サンセイエンタープライズで購入したWE252Aがあるのでアンプ製作の折には、是非参考にさせて頂きます。
更にロングライフを実現させる為に定電流駆動を考えています。

さまざまな見解

自作の友さん はじめまして。コメントありがとうございました。
欧州直熱管のフィラメント断線については、以前に何人かのアンプビルダーに聞いた事があります。その結果は、ほぼ全員が「そんな事はない」という回答だったと記憶しています。私は虎の子のDA30を1年足らずの使用期間に、2本とも断線させたので、なっとっくのいかないまま、今日まできました。そんな時に、ヤフオクに出品されたDA30が、4本ともフィラメントが断線しているという事で、この問題を取り上げる気になったのです。
経験豊富な自作の友さんにアドバイスなど、おこがましいのですが、以下に私の考えを列記させていただきます。
フィラメント断線事故に至る可能性
①MSDAのような、専用電源トランスのフィラメント巻き線電圧を安易に信用する事。
②定電圧電源は、突入電流時にも電圧が一定なので、悪影響が考えられる。
③定電流電源は、規定フィラメント電流に合わせるから理想的とも思われるが、電流値を合わせると、球によっては、フィラメント電圧が上がるという記事を読んだ事があるので、球に優しいとは言えないかも。
という事で、ソフトスタート回路が最良ではないかというのが、私の結論です。
ところで、300Bや2A3等のアメリカ製の直熱3極管は、フィラメントが断線したという話を聞いた事がありません。とは言え、自作の友さんのお宝であるWE252Aを長生きしてもらう参考にはなったかなと思います。
今回、今後ともよろしくお願いいたします。

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